美思考の整理術 Anberiru〜アンベリール〜

何足かの草鞋を履く@ゼネラリストの仕事のこと、日々のこと、インテリアのこと

ゼネラリストの仕事 その1 大家業

いつのまにかゼネラリストになっていた。

 

それが、仕事継続していて感じることです。

一番長い仕事は親の稼業を継いだ大家業。

 

この仕事、時には憧れのように語られますが、

住人の方々の生存権を確実に確保する仕事でもあるということを

忘れられているのでは、と感じています。

 

管理会社に頼まれる方も多いのですが、

先代から

やれることは自分たちでやる

 

と言われ続けてきたので、管理は自ら担当。

当然、私の携帯番号もお知らせしていますので、

住人の方々から電話が掛かってくるたび心臓はドキドキ。

24時間体制です。

 

 大家にかかってくる電話とは


クレームか転居

 

しか電話は掛かってこない…と経験値で分かってきました。

※最近は業者の空室確認電話も多くなってきましたが。


一度は海外旅行中にクレームの電話がかかってきたことも。


また、台風の度、窓が割れたとかモノが飛んできて

家が破損したなどいつ電話が掛かってくるかとヒヤヒヤ。

何事もありませんようにと手を合わすことも一度や二度ではありません。


修理箇所も当然、自分が直すわけではないので、

すぐに動ける業者を知っているかが大家には命綱。


自前物件のリフォーム時、積極的に大工さんと顔見知りになり、

仕事の邪魔にならないように密かに監督もする。笑

 

その経験を繰り返していくうちに、工事関係者にも序列があること、

体育会系のようなその序列を間違えると大変なことになることも、

全て経験から分かってきます。

 


この仕事を引き継いだ時、私の初めに取り掛かった仕事は

 

先代のからの付き合いの関係者を見極めること。

 


そして、5年掛かってほぼまるっと自分が仕事をしやすいように

業者を入れ替えてしまいました。

 


物件も木造、鉄骨、鉄筋とそれぞれの特長があり、

高所恐怖症なのにヘルメットをかぶって屋上の防水加工を見たことも。

 

持ち物件が空いたら、すぐに不動産会社に営業をかけ、

同時並行に空き部屋の直しや清掃業者を入れていきます。

 

慈善事業ではありませんのでこの予算でやりきれるのか、

それに見合う収益は出るのかなど、色々と思案することも多々。

 

早く決まらなければリフォーム代、固定資産税など損失が垂れ流されるので必死です。

 

また、勝手に物件を測定して見積もりを送りつける業者との対抗処置もあります。


こういう情報は普段から住人の方々との信頼関係で大家に通報して頂けたりします。

 

 

こういう色々な繋がりから大手リフォーム会社の信頼できる方とも

仕事が出来るようになって行きました。

 

 

依頼されたリフォームなどは着手する前に、必ず専門家に相談をし、

大型物件は図面を見ながら建築士さんも交えクライアントと話を進めて行きます。

 

 

リフォームの仕事は大家業をやり続けて来たからこその副産物だと思って、

大変ですがやりがいがある仕事になっています。

 

 

大家業はやはり憧れですか?

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